田中美紀『つままれるコマ(Bring me up)』ワンシーンより
公募コンペ入選を逃した作品から、映画祭スタッフが一押しの作品をセレクト。
『つままれるコマ(Bring me up)』
(日本/6分/2010年/DVD上映)
人生を親につままれて成長してゆく主人公。親の行動に左右された受動的な生き方はいつまで続くのか。
<監督が語るみどころ>
6月にザグレブアニメーションフェスティバルでも上映されました。
監督:田中美紀
『PLANET A(惑星A)』
(日本/7分/2008年/DVD上映)
広大な乾燥した惑星。そこには奇妙な塩の木が育っていく。アラル海の砂漠化からヒントを得て隠喩した世界。
<監督が語るみどころ>
写真を映像化したものです。ほとんど実写です。撮ったものは塩です。よろしく!
監督:瀬戸桃子
『服を着るまで』
(日本/9分/2010年/DVD上映)
いつの間にか外の世界と関わらなくなってしまった女。外に出ないので服も着なくなってしまった。
<監督が語るみどころ>
この作品は近年ではよくあるテーマのひとつもかもしれないが、もうひとつ、その奥にあるこの現象の意味とアニメーションでしかできない表現としてこの作品は作られました。
監督:北村愛子
『a woman, a man, and a dancing flower』
(日本/15分/2009年/DVD上映)
あるカップルの部屋に踊る花のおもちゃが落ちてきた。壊れているのか、踊る気配のない花を二人はなんとかして踊らせようとするが。
<監督が語るみどころ>
何が起きても起きなくても、まあいいかで済んでしまう人間関係というのもあっていいのではないかという気持ちを込めて、この映画を撮影しました。
監督:吹田祐一
『青いさざなみ』
(日本/4分/2009年/DVD上映)
閉ざされていた場所にいた少年は、自らの想像力で暗い部屋から外へと飛び出す。
<監督が語るみどころ>
常に一枚の絵としての魅力を大切にしながら制作しています。
監督:白田明日香
『LADY GO』
(日本/25分/2009年/DVD上映)
自殺した座付作家の追悼公演の顔合わせ日、劇団内で交錯する12人の想いがあらぬ展開を生む。
<監督が語るみどころ>
監督の仕事の最たるものは役者への演出だと思います。
監督:太田真博
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