情感あふれる名匠 磯村一路監督 来場 特集上映&トーク

全国で公開中の映画『瞬 またたき』の監督が、制作秘話、映像制作の醍醐味を語る

誰にでも理解でき、誰でも楽しませることができる。これは商業映画が背負ったひとつの宿命です。
厳しい商業映画界で30年以上もの長きに渡り、磯村監督は一線で活躍されてきました。

手がけられた映画のジャンルも多岐に渡ります。青春、恋愛、スポーツ、原作もの、ヤクザもの、Vシネマ…拾い上げればキリがありません。
しかし、その全てをしっかりとした商業映画に仕上げる技術。これは映画というものを知り尽くした「職人」の仕事です。

そして、忘れてはならないのは監督の「作家性」です。
磯村監督作品から感じるのは、決してウエットではない“瑞々しさ”です。
登場人物にそそがれる“優しいまなざし”です。
舞台となる場所の空気を共有できる“情感”です。

映画監督に必要な要素である、職人技、そして作家性。
その二つがしっかりと両立する磯村監督の世界を、短編という形で凝縮してご覧いただける機会です。
どうぞ、ご期待ください。
 
 

磯村一路『僕は泣いちっち』
 © アルタミラピクチャーズ/ポニーキャニオン/ザナドゥー
 
『僕は泣いちっち』(オムニバス映画『歌謡曲だよ、人生は』より)
(日本/14分/2007年/DVD上映)
ダンサーになる夢を追うため上京する女。そして、彼女を追って都会へ出てきた彼もボクサーという新しい夢を見つけるが。守屋浩の大ヒット曲「僕は泣いちっち」にのせて若者の栄光と挫折を叙情的に描く。

監督:磯村一路


磯村一路『トカゲ飛んだ?』
 © 2006 J-what’s cinema製作委員会
 
『トカゲ飛んだ?』
(日本/51分/2006年/DVD上映)
先輩の民生に恋をする女子高生の珠子は、彼が理科室で育てていたカナヘビを盗み自宅で飼いはじめる。珠子は民生にカナヘビ探しの手伝いを申しでて、彼との距離を縮めていくのだが。

監督:磯村一路



 
 

磯村一路(いそむら いつみち)写真提供
アルタミラピクチャーズ
磯村 一路(いそむら いつみち)

1949年、岐阜県生まれ。
早稲田大学第一文学部卒業。

77年、若松孝二監督に師事し助監督となる。
79年、成人映画の監督としてデビュー。
以降、映画を監督する傍ら助監督や製作主任も務め、神代辰巳、高橋伴明、崔洋一らの作品にも携わる。

83年~85年頃、映画のみに留まらず、黎明期のカラオケ映像の製作にも携わり多数の作品を手がける。
89年、『ギャッピー ぼくらはこの夏ネクタイをする!』で一般映画を初監督する。
93年7月、アルタミラピクチャーズの設立に参加。

 
 
98年、『がんばっていきまっしょい』でキネマ旬報ベストテン第3位、文化庁芸術選奨文部大臣新人賞など多数の映画賞を受賞。
02年、『船を降りたら彼女の島』では、アメリカのInternational Family Film Festivalにおいて長編・ドラマ部門賞を受賞。
04年には、さだまさし原作『解夏(げげ)』を監督し大ヒットとなる。
他の作品として『あさってDANCE』(91)、『目を閉じて抱いて』(96)、『群青の夜の羽毛布』(02)、『雨鱒の川』(04)、『歌謡曲だよ、人生は(僕は泣いちっち)』(07)など多数。
最新作は、2010年6月19日より全国公開中『瞬 またたき』(主演:北川景子)


磯村一路監督作品 映画『瞬 またたき』公式サイト
このサイトは音が出ます
 

磯村監督には、授賞式もご出席いただける予定です。
 

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Ecrans de Harima『姫路に残る町家にて』
Ecrans de Harima『忍者と侍と殿様のまち 姫路』
 

磯村一路『僕は泣いちっち』『トカゲ飛んだ?』
井上真行『シねない奴』『有終の美』『一秒の温度』
勝又悠『はい!もしもし、大塚薬局ですが』
『キミ/ハミング/コーヒー』
片岡翔『28』『ぐるぐるまわる』『Mr バブルガム』
 

田中美紀『つままれるコマ(Bring me up)』
瀬戸桃子『PLANET A(惑星A)』
北村愛子『服を着るまで』
吹田祐一『a woman, a man, and a dancing flower』
白田明日香『青いさざなみ』
太田真博『LADY GO』
 

Eric Rohmer『La Boulangère de Monceau』
Fabrice de la Rosa『Plaisirs d’amour』
Nicolas Slomka, Matthieu Rumani『Dernière démarque』
Hélène Guetary『Le Petit homme bleu』
 

天羽和也、東影勇太『ミュートハウス』
岡田翔子、葭田奈美『MEGURI』
松原愛『MIND FULL FILMS』
山田道俊『永遠の夜間飛行』
 

山田園子『Bridge』
Coralie Vallageas『GRELI GRELO』
Sebastien Godard『海と命 うらしまたろう物語』
Jacob Frey, Harry Fast『Bob』
Marcel Barelli『Périphéria』
Park Soyoung『Stanice smrti/station on the dead』
Johanne Anda,Eirik Aure『Guri Gursjen & Gursjan Gru』
 

中村武『お手本』
中島裕作『出会い系忍者2』
増渕鮎美『路傍のM』
田中由希子『鉛のまぶた』
藤原次郎『映像伝承 内藤邸』
藤原次郎『但馬スケッチ』
 

Chris Gavin『Txt Island』
Jana Richtmeyer『Repitu』
Mathieu Epiney『Trottoir』
KIM Dong-hee『Good Man』
Igor Imhoff『Percorso # 0008-0209』
Pierre Barletta『Nous ne sommes pas là pour decorér』
Piotr Kamler『Coeur de secours』
Jean François Laguionie『La demoiselle et le violoncelliste』
 

ナカムラマギコ、中村将良、川村真司、Hal KIRKLAND
『日々の音色』

モンノカズエ、ナガタタケシ『OGRE YOU ASSHOLE “ピンホール”』
中村剛『TOWA TEI Mind Wallfeat. Miho Hatori』
黄川田勇太『Dry Land Dry Beans』
大川原亮『アニマルダンス』
水江未来『METROPOLIS』
こづつみPON『Organic』
 
世界のベリーショート
Roman Kaelin『FORMIC』
Manuela Moreno『Quiero estar el resto de mi vida contigo』
Stéphanie Weber Biron『Gabrielle』
Rudolf Buitendach『Pressurized』
Chin Nang Tso、Ho Sun Mok『Concrete City 石城』
Clément Martin『Érinyes』
Chin Tangsakulsathaporn『Feel what they feel』
Detsky Graffam『Down under』
Kim Hye-Won『Eden』
Eelko Ferwerda『Geboren en Getogen』