映画『はい!もしもし、大塚薬局ですが』ワンシーンより 円城寺あやさん(左)と小林香菜さん
勝又悠監督特集
国内外の映画祭で短編作品が多数受賞&ノミネート。映画『はい!もしもし、大塚薬局ですが』で長編監督デビューを果たした。
<監督が語るみどころ>
もう一度、「あの頃」をやり直せるなら。
歳を重ねるにつれ、幾度となくそんな事を思います。映画はタイムマシーンなんだと思います。些細な会話や、何気ない情景なんてのが、ぱっと描かれているだけで一瞬で「あの頃」へ帰れる。ならば、僕はそのタイムマーシンを作ればいいんだ。そして、操縦してしまえ。と思ったのがこの映画の制作のきっかけです。
「はい!もしもし、大塚薬局ですが」は、40代の薬局のおばちゃんが、薬局の常連の女子中学生と出会う事によって「あの頃」をやり直すお話です。なんだか、懐かしいなって思ってもらえたら、すごくすごく嬉しいです。
◎第22回東京国際映画祭2009 TIFF PARK 公式招待作品
◎ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010 ヤングオフシアターコンペティション部門公式出品作品
◎ニッポンコネクション2010 公式招待作品(ドイツ)
監督・脚本:勝又悠
出演:円城寺あや、小林香菜(AKB48)ほか
<監督が語るみどころ>
映画を作るとき、「不特定多数の人に向けて」に作るのをあらかじめ決められたケースと、「たった一人の人に向けて」自発的に作るケースと、2パターンあると思います。この「キミ/ハミング/コーヒー」という作品は後者です。どっちがよくて、どっちが悪いとかはありませんが真っすぐに、剥き出しに、赤裸々に、メッセージが込められた映画は、すごく強いと思います。僕にとってこの「キミ/ハミング/コーヒー」は大切で、愛しくて、かわいくて仕方がない。宝物のような映画です。
◎第三回小田原映画祭 審査員特別賞
◎小津安二郎記念蓼科高原映画祭2009 準グランプリ
◎第32回ぴあフィルムフェスティバル2010 ノミネート
監督:勝又悠