監督特集

勝又悠『はい!もしもし、大塚薬局ですが』

映画『はい!もしもし、大塚薬局ですが』ワンシーンより 円城寺あやさん(左)と小林香菜さん

勝又悠監督特集
国内外の映画祭で短編作品が多数受賞&ノミネート。映画『はい!もしもし、大塚薬局ですが』で長編監督デビューを果たした。
 
 

勝又悠『はい!もしもし、大塚薬局ですが』
 
『はい!もしもし、大塚薬局ですが』
(日本/48分/2009年/DVD上映)
さびれた薬局「大塚薬局」の店長、大塚真名美。店番も身だしなみも家事も手抜き全開。ある日、そんな大塚薬局に常連客がついた。冴えない女子中学生の永作恵美だ。毎日毎日、薬局に通い色違いのマニキュアを一本ずつ買っていく恵美。不思議に思った真名美が問いつめると、恵美は自分のヒミツを打ち明ける。おまじない、同級生、片思い、中学3年・・・恵美の話を聞いているうちに、真名美の脳裏に初恋の記憶がよみがえり・・。

<監督が語るみどころ>
もう一度、「あの頃」をやり直せるなら。
歳を重ねるにつれ、幾度となくそんな事を思います。映画はタイムマシーンなんだと思います。些細な会話や、何気ない情景なんてのが、ぱっと描かれているだけで一瞬で「あの頃」へ帰れる。ならば、僕はそのタイムマーシンを作ればいいんだ。そして、操縦してしまえ。と思ったのがこの映画の制作のきっかけです。
「はい!もしもし、大塚薬局ですが」は、40代の薬局のおばちゃんが、薬局の常連の女子中学生と出会う事によって「あの頃」をやり直すお話です。なんだか、懐かしいなって思ってもらえたら、すごくすごく嬉しいです。

◎第22回東京国際映画祭2009 TIFF PARK 公式招待作品
◎ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010 ヤングオフシアターコンペティション部門公式出品作品
◎ニッポンコネクション2010 公式招待作品(ドイツ)

監督・脚本:勝又悠
出演:円城寺あや、小林香菜(AKB48)ほか


勝又悠『キミ/ハミング/コーヒー』
 
『キミ/ハミング/コーヒー』
(日本/18分/2009年/DVD上映)
友だち以上恋人未満のふたりの初めての夜明け。等身大の片想いムービー。

<監督が語るみどころ>
映画を作るとき、「不特定多数の人に向けて」に作るのをあらかじめ決められたケースと、「たった一人の人に向けて」自発的に作るケースと、2パターンあると思います。この「キミ/ハミング/コーヒー」という作品は後者です。どっちがよくて、どっちが悪いとかはありませんが真っすぐに、剥き出しに、赤裸々に、メッセージが込められた映画は、すごく強いと思います。僕にとってこの「キミ/ハミング/コーヒー」は大切で、愛しくて、かわいくて仕方がない。宝物のような映画です。

◎第三回小田原映画祭 審査員特別賞
◎小津安二郎記念蓼科高原映画祭2009 準グランプリ
◎第32回ぴあフィルムフェスティバル2010 ノミネート

監督:勝又悠


勝又悠『はい!もしもし、大塚薬局ですが』勝又悠勝又悠(かつまた ゆう)
1981年神奈川県生まれ。足柄の山と、小田原の海と、神奈川県の星空をこよなく愛する生涯思春期な映画人。独特の映像スタイルと、手持ちカメラによるドキュメンタリー的撮影手法により、思春期の少年少女の陽と陰に彩られた日常を切り取る。新作長編映画『はい!もしもし、大塚薬局ですが』(主演:円城寺あや、AKB48の小林香菜)が劇場公開待機中。
STROBO RUSH http://www.stroborush.com/



 

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勝又悠『はい!もしもし、大塚薬局ですが』
『キミ/ハミング/コーヒー』
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