公募コンペティション入選作品

応募総数205本の中から一次審査、二次審査を通過した11本の入選作品を上映。
映画は観客あってこそのもの!一般客が多いと言われるひめじ国際短編映画祭、そんなひめじらしさを大切にして、今年は観客投票でグランプリを選出します。スポンサー企業が独自に選ぶスポンサー賞や審査委員特別賞も予定。来場される入選監督のミニトークも予定しています。作品を観て、監督の言葉を聞いて、お気に入りを見つけて、そしてあなたの清き一票を投票してください!この中から将来の大物監督が生まれるかもしれません。一緒に発掘&応援していきましょう!

上映予定日時:15日(日) 13:40~19:00頃(途中休憩あり、授賞式は18:00時から)

通勤ラッシャーズ
監督:野中晶史|2013年|9分8|ASK?映像祭2013 入選
朝の眠気に耐えながら、会社へ向かい、夜のヘトヘトに耐えながら家に帰るサラリーマン。彼らは通勤ラッシュのプロフェッショナル、「通勤ラッシャーズ」だ。それいけ!通勤ラッシャーズ!
★監督来場予定!
≪監督プロフィール≫
1985年生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修了。現在はフリーでアニメーション制作を行う。
http://akkeynoa.web.fc2.com
≪作品についてのひとこと≫
通勤ラッシュのお話です。

CYCLOID
監督:黒木智輝|2013年|3分26|福岡インディペンデント映画祭 アニメ部門賞、ストックホルム映画祭 入選
明日の用事のために目覚まし時計をセットする青年。私たちの視点は生滅の営みを俯瞰するように動き始める。
≪監督プロフィール≫
90年宮崎県生まれ。2013年九州大学芸術工学部画像設計学科卒業。2013年九州大学院芸術工学部デザインストラテジー専攻入学。
http://tomoki.ojaru.jp
≪作品についてのひとこと≫
この作品は無常観をテーマとしたアニメーション。物事が移り変わって行く様子の美しさを手描きによる風景アニメーションで表現。変化を受け入れ楽しむことが人生を豊にしていくというメッセージをこめました。

いみをさがそう
監督:山本翔|2013年|16分10|那須ショートフィルムフェスティバル2013 グランプリ、調布映画祭2014 入選
ふしぎな仲間がいっぱいの、たのしいアニメ。さあみんな、いみをさがしに出発だ。
★監督来場予定!
≪監督プロフィール≫
武蔵野美術大学卒業。油彩絵画、抽象映像、短編アニメ、電子音楽等の制作を一人で行っています。
≪作品についてのひとこと≫
アクリル絵の具を使って制作された「意味」を題材にしたアニメです。主人公のいみくんが、様々な仲間と共に、意味が持つ価値やテクスト、実存といった側面を発見していく内容になっています。いみくんには、私の「一銭の価値にならなくても物を作る意味」や「この世界に自分がいる意味」等が投影されています。そのため作中には一部、作者自信を指す問答や実写場面が登場します。子供向けアニメの体裁を取っていますが、台詞の内容が指す意味に憶測を立てながら見ていただけると幸いです。

DE_RIRIA_SUBASUTAIMU
監督:ひだか しんさく|2012年|13分|Animator国際アニメーション映画祭 入選、アニマムンディ 入選
こどもを失くした。彼もこどもを失った。夫は妻を残して帰路につく。絶望の中、歩いている。しかし、絶望だけで彼の心が満たされているわけでなく、それ以外の感情があることに罪悪感を感じて眠りにつく。
★監督来場予定!
≪監督プロフィール≫
建築設計事務所勤務後、アニメーション制作を始める。前作「恋するネズミ」がひめじ国際短編映画祭にてグランプリ受賞。
http://plangplan.wix.com/shinsakuhidaka
≪作品についてのひとこと≫
1年間、部屋にこもって作りました。体のあちこちが痛くなりました。

始まりの試験
監督:渋谷悠|2012年|9分27|札幌ショートフェストJAPANオフシアター2013 入選
その魂は試される。果たして、生まれることが許されるのだろうか?
★監督&主演女優来場予定!
≪監督プロフィール≫
米パーデュー大学にて脚本・詩・戯曲の勉強をして帰国後、舞台の本を手がける傍ら、インディペンデント作品の脚本、プロデュース活動を行う。短編映画『自転車』は第66回ベネチア国際映画祭をはじめ、世界中の23の映画祭で入選、受賞を果たし、国内でも2010年の札幌国際短編映画祭にて作品部門グランプリを含む4部門を受賞。
www.yushibuya.com
http://twitter.com/yshibu97
≪作品についてのひとこと≫
生まれること自体にテストがあったらどんなことを聞かれるだろう?なんて答えるだろう?合格の基準は何だろう?といったことを考えながら作りました。

ある老人の時計
監督:三ツ橋勇二|2013年|21分|ダマー映画祭inヒロシマ2013 上映
ある老人が「時間」の売り買いをしていた。様々な客が訪れるが、「時間」本当に変えられるのか。
★監督&主演俳優来場予定!
≪監督プロフィール≫
広告制作の株式会社大日にて企画・演出をしながら、これまで数本の短編を製作し、国内外の映画祭で受賞・上映される。
≪作品についてのひとこと≫
たくさんの方に観ていただけたら嬉しいです

心臓の弱い男
監督:橘剛史|2013年|19分58|ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2013 入選、福岡インディペンデント映画祭2013 優秀賞
ドキドキすると死んでしまう。そんな心臓の病気を持つ青年が、年頃の女性がいない田舎で、祖母と共にひっそりと暮らしている。ある日、村に突然かわいい女の子がやってきて…。
★監督来場予定!
≪監督プロフィール≫
福岡県出身。幼いころに映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を見て深い感銘を受ける。高校卒業後、東京フィルムセンター映画・俳優専門学校で映画製作を学び、在学中から映像作品をつくり続ける。短編映画『心臓の弱い男』が米国アカデミー賞公認映画祭ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2013にノミネート。海外での活動を視野に入れたオーストラリア留学を経て、現在は地元である福岡県行橋市を拠点に活動中。
www.takafumitachibana.com
≪作品についてのひとこと≫
ドキドキしたり、緊張したりすることは、とても不安で避けたいものです。だけど、その先には自分を変えられる何かが待っているかもしれない。この作品では、ドキドキすることを前向きに考えてほしいという想いが込められています。

溺れるボレロ
監督:奥田裕介|2013年|19分59|下北沢映画祭2013 観客賞、福岡インディペンデント映画祭2013 優秀賞
自殺をしようと辿り着いた海でとよ子は“自称・元人魚”の男―小池と出会う。男は過去に苦楽を共にした
“半魚人の友達”―山本を待ち続けているという…。
★監督&主演俳優来場予定!
≪監督プロフィール≫
映画やドラマの現場で演出部や制作部をしていたが、現在は自主映画を中心に活動。前作『そして僕は』が横浜HAPPY MUS!C映画祭2012 最優秀賞・観客賞受賞。
予告編:http://www.youtube.com/watch?v=AZWJsNJBqqE
≪作品についてのひとこと≫
本当なのか?ウソなの?手段なのか?色んな角度から楽しんで頂けたらと思います。

フルスイング
監督:齊藤雄基|2012年|6分57|ショートショートフィルムフェスティバル2013 入選、きりゅう映画祭 グランプリ
深夜のバッティングセンター。特に目的もなく無気力な人々が集まっている。そこに現れた1人の男。男の全力でひたむきなスイングに、無気力だった人々の心が徐々に動き出す。男の正体は、天使?
★監督来場予定!
≪監督プロフィール≫
1974年生まれ。1998年、武蔵野美術大学卒業後に㈱ロボットに入社。CMプランナー・ディレクターとして数多くのCMを手がける。最近ではCMの他にショートムービー、ドラマ、書籍など様々なジャンルで活動している。
≪作品についてのひとこと≫
主演の関本大介さんは俳優ではなく、大日本プロレスという団体に所属する現役のプロレスラーです。野球とプロレス、競技は違えど本物のアスリートの迫力が撮れているのではないかと思います。

カリカゾク
監督:塩出太志|2012年|20分|LA.Eiga Fest2012 グランプリ&観客賞、福井映画祭2012 グランプリ
親の心、子知らず。または子の心、親知らず。昔の人はなかなかうまいこといったもんだ。
≪監督プロフィール≫
自身が所属する映像団体「Grand Master Company」で精力的に映画を作り続けている。初の長編映画『死神ターニャ』が「第26回 東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門」に選出される。
≪作品についてのひとこと≫
仕事で映像を作るだけだとつまらないのでオリジナル作品を制作しました

デジタル
監督:坂井治|2013年|5分40|アヌシー国際アニメーション映画祭2013 パノラマ上映
今という不思議な「現代」、デジタル化など便利性が追求された世界には、人間という、あくまでもアナログな動物が住んでいる。
★監督来場予定!
≪監督プロフィール≫
1977年生まれ。2001年多摩美術大学卒業後、㈱ガレージフィルムを経て現在、㈱ロボットに所属。NHKみんなのうたなど子供番組を始め、CM、PVとアニメーション監督、演出を務める。アニメーションを中心にイラストレーション、絵本など幅広い創作活動をしている。
http://blog.robot.co.jp/sakaiosamu/
≪作品についてのひとこと≫
抽象的、実験的な作品です。私が生活する東京中心の日常を観察し、日々行き交う人々のスケッチから、現在の東洋、現在の人々を表現した。一般的に見やすい作品ではないが、こうしたアニメーションならではの表現も多くの人の目に触れられることができれば幸いです。